まず、元彼や自分の両親の気持ち、出産後の費用等は別にして、
自分が純粋にお腹の中の子供を産みたいのか産みたくないのかを考えてみて下さい。
流されるまま子供を産み、後々後悔して、我が子に虐待・ネグレクトをする事にならない為にも。
子供を育てるお金がなくても、産むと決めれば国の援助等を受け、仕事を掛け持ち等すれば何とかやっていける事がほとんどです。
一人で解決しようとせず、誰かに相談するのもおすすめですよ
別れた後に妊娠発覚!!彼に妊娠を伝える前に
出産するにしても、堕ろすにしても費用が必要です。
元彼が「負担する」と言ってくれても、いくら位かかるのかまでは把握してない可能性が高いので、自分で調べてその上でお互いどれくらい支払うのか彼と相談して下さい。
出産する場合
出産育児一時金が国から支払われますが、出産後に支払われるので建て替えが必要です。
※出産育児一時金→赤ちゃん1人につき42万円受け取る事が出来ます。
中絶する場合
妊娠期間によって変わりますが、7万~30万かかります。
どうすれば良いのか迷ってる場合
インターネットで調べたり意見を貰ったりという方法もありますし、電話占いで相談してみるという方法もあります。
あなたにとって、最善の答えをくれるので迷いはなくなるはず!
是非相談してみて下さい。
妊娠を伝える際に
別れてから妊娠が発覚して元カレに伝える際には、必ず証拠を持っていきましょう。
例えば、病院に行ったときに貰ったエコー写真などです。
返事を考えてもらう期間
まず、自分が今何週目なのかを把握しましょう。
もし、あなたが中絶をするつもりなら、
妊娠12週を越えると人工中絶費用が高くなり、子供の発達が進み、身体への負担も増えるからです。
そうして確認した上で、元カレに妊娠を伝え、中絶を考えていていて12週に迫っている様なら早めの決断を、そうでなければ1週間程の余裕を持って考えて貰いましょう。
元カレから返事を貰った上で
自身の行動パターン
・寄りを戻して結婚する
・彼とは結婚出来ないけど子供を産む(養育費を貰う)場合
・シングルマザーになる(彼との関わりを絶ちたいので養育費も貰う気がない)場合
・中絶する
寄りを戻して結婚する
男性は、妊娠したと知った時、責任や義務のような気持ちで彼女と寄りを戻して結婚を考える傾向があります。
ただし、そういった場合の結婚は長続きする事が少なく、結果的に離婚してシングルマザーになる可能性も高く、子供を産むと決めたら例え一人になっても育てていく!という覚悟は必要です。
彼とは結婚出来ないけど子供を産む (養育費を貰う)場合
この場合、認知届が必要になります。
養育費や相続権を確保”出産を認めない”する為です。
元カレが”結婚は出来ないけど認知届に署名をする”と言ってくれれば問題ありませんが、
”出産を認めない”、”養育費は一切払わない”と言われた場合、家庭裁判所に調停を起こさなければなりません。
出産前に任意認知する事も可能ですが、裁判所での調停でDNA鑑定が必要になってくるので、認知届は出産後に出すのが一般的です。
尚、裁判認知の場合、調停での判決が確定した際は、10日以内に戸籍届けを出す必要があります。
次に、養育費についてです。
養育費をいくら請求できるかは裁判所が作成した算定表が目安となります。
算定表の基準
・養育費の支払義務者の年収
・親権者の年収
・当事者が自営業か給与所得者か (支払義務者が給与所得者なら養育費の金額が高くなります)
・子どもの年齢
・人数 (兄弟の人数が多いほど、年齢が高いほど養育費の金額が増えます ※年齢が高くなると進学等でお金がかかる為)
きっちり決まった金額ではありませんが、基準に沿って話し合い等で決めましょう。
注意ポイント
養育費は借金ではないため、自己破産をしたとしてもその義務を免れることはできません。
原則的に養育費の支払い終期は20歳までとされているので、それまでの期間は払い続けて貰う、つまり受け取る事が出来るという事です。
シングルマザーになる(彼との関わりを絶ちたいので養育費も貰う気がない)場合
出産すると、結婚してるしてないに関わらず、”出産育児一時金”を赤ちゃん1人につき42万円受け取る事が出来ます。
※双子の場合は84万円の支給になります。担当医から多胎であることを記入してもらい、子どもの人数分の用紙が必要なこともあるので確認しましょう。
こういった国からの助成金で、出産費用を軽減する事が出来るので、事前にきちんと調べておけば安心して出産出来ますね!
その後も、所得が少ない母子家庭では、子供が18歳になるまでの間、”児童扶養手当”を受け取る事が出来ます。
年間の所得金額で、全部支給の場合 月額42,370円、一部支給の場合 月額28,350円を支給されます。
地域によっては、母子家庭に住宅手当を出すなど、資金面の援助が手厚い所もあるので、シングルマザーになる選択をする人は、事前に調べた上で住む地域を検討してください。
中絶する
妊娠が発覚した時には2週目~数ヶ月になっている事がほとんどなので、もし、堕ろすという決断をした場合は、一刻も早く手術の手配をしてください。
人工中絶手術を受ける事が出来るのは妊娠してから21週と6日(約5ヵ月)までですが、12週(約3ヶ月)を超えてしまった場合、手術には入院が必要になり、手術の後には役所へ子供の死亡届を出さなくてはいけなくなるからです。
体への負担や費用の事を考えると、胎児が未発達な妊娠12週までに中絶手術を行いましょう。
尚、相手に中絶費用を負担してもらいたい場合、経済的に余裕がある場合や話し合いをした結果全額負担をしてもらうケースは多いですが、相手が拒否した際は中絶費用の半額になります。
あなたも同意した上で性行為に及び、あなたも同意した上で中絶を選択しているため、全額負担を相手に強制するのは難しい為です。
注意ポイント
もしも、性行為が任意ではなく無理矢理だった場合、避妊したと嘘をつかれ妊娠した場合、妊娠を告げた後に元彼から精神的ダメージを与えられた場合は慰謝料を請求する事が出来ます。
その場合は、弁護士に相談し、彼に慰謝料を請求する旨を一筆書いてもらうと良いでしょう。
さいごに
妊娠が分かった場合、まずは自分がどうしたいかをしっかり考えて下さい。
決して彼を振り向かせたくて等と安易な考えで出産を決めないで下さい。
自身の答えが見つかったら、元カレとしっかり2人で話し合って、これからどうするのかを決めていきましょう。
誰にも言えないあなたの悩み聞かせてください。